ネットに限らず通販全般の安全性

熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。

昨日のブログではAmazonマーケットプレイスの危険性について書きましたが、では他はどうでしょうか？

マーケットプレイスの仕組みがあるネット通販で言うと、日本国内では楽天やヤフーショッピングが有名ですね。
この２つはそもそも「Amazonの倉庫」に該当する物が存在しません。
つまり、「全てマーケットプレイス」です。
どのお店で購入しても、そのお店に個人情報が渡る仕組みです。危険な感じがしますね。

しかし、この２つではAmazonの店長案件の様な話は聞きません。
恐らくは出店時の確認がAmazonよりも厳格なのでしょう。
ただし、このどちらも海外製の特許侵害商品を販売する店、粗悪なコピー商品を販売する店がいくつも存在します。
そういった店に個人情報が渡る訳ですからお店選びには注意が必要と言えるでしょう。

もちろん、出店者の99.99％は毎日真面目に仕事に取り組み、低価格で良い商品を販売しようというお店だと思います。
が、残りのほんの極々一部には残念ながら犯罪者が混ざっているという点ではAmazonと一緒です。

次に、ヨドバシ.comのように「全て直販のみ」でマーケットプレイスが存在しないネットショップもあります。
Amazon同様に自社で顧客情報を管理していれば安心なのでしょうか？
いやいや、実はそんな事はありません。

従業員が顧客情報を持ち出す可能性はゼロでしょうか？
サイバー攻撃で顧客情報が流出した企業がこれまでにどれだけありましたか？

結論から言うと「全て危険」と思って間違いありません。

これは、世の中には取り込み詐欺があるように、夜逃げ前提で詐欺を働く輩が存在するからです。
当初は順調だった会社も事業がうまく行かなくなり「もう倒産だ、夜逃げしよう」となった時には、少しでも現金が欲しいですよね？その時に、自社が保有する、これまでに販売した顧客の個人情報を名簿業者に売る。これはよくある話です。
※事実、「通販利用者」という名簿が名簿業者から普通に購入できます。
※入手過程に問題があれば違法となる可能性はありますが、名簿の売買自体は合法です。その為、様々な企業が様々な名簿を入手してテレアポを始めとして営業活動に利用しています。

ちなみに、取扱商品が宝石や時計等の高額商品だった場合、その顧客名簿は高額で買い取ってもらえます。
何故なら昨今話題になっている「強盗が高額で買ってくれるから」です。
「高額な商品を通販で買う＝金持ちの家＝襲えばガッポリ儲かる」という訳です。

このように、皆さんが思っている以上に「ネットで物を買う＝個人情報を提供する」というのはリスクの高い行為なのです。

そうなると、一番安全なのは「実店舗で現金で購入する」です。
これならばクレジットカードの番号を抜かれたり、スキミングされる心配もありませんし、氏名や住所を店側に知られることもありません。
※ただし、会員証を作ると個人情報を渡してしまうことになります。

とは言っても、そうも言っていられない場合もあります。
冷蔵庫や洗濯機を自家用車で持ち帰って設置するのは普通は無理なので配送を依頼するでしょう。
配送を依頼するには自宅の住所や氏名、電話番号を伝える必要がありますよね。
また、車の購入には個人情報どころか印鑑証明も必要ですが、「個人情報を渡したくないから全部自分で手続きする」という人は私も見た事がありません。

それに、そもそもの話として、日本はお国のITレベルが低過ぎてコンビニで住民票を取ったら他人の住民票が出てくる程度のシステムが堂々と稼働している国です。大企業が請けて大きく儲けて、孫請け、ひ孫請けに安価で押し付けデスマーチを引き起こしているからそうなるのですが、私がIT業界にいた頃から何も変わっていません(笑)

こんな状態ですから、「安全」という物は存在しないと考えるべきでしょう。

ではどうするか。
「自分の身は自分で守るしかない」という事です。

「個人情報は信頼できる相手にしか渡さない」これを自分自身で判断する必要があります。
そのためには判断材料として「知識や経験」が必要となるわけです。

学校の勉強も大切です。
ですが、社会に出れば「人を見る目」や「騙されない知識」が必要となります。

サレ夫探偵社は「家族の安心・安全のお手伝い」をしています。
少しでも皆さんのお役に立てるよう、日々努力しています。
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