盗聴器について

盗聴・盗撮

熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。

今回は「盗聴」について書いてみます。


以前も書いた事があると思いますが日本には「盗聴罪」という犯罪はありません
つまり盗聴(無線の傍受)自体は犯罪ではないという事です。

理由は盗聴(無線の傍受)を犯罪としてしまうと無関係な第三者が逮捕される可能性が出てくるからです。

どういう事かと言うと、電波自体は目には見えず、聞こえないだけで、実は身の回りに溢れています
※だからテレビが見られるし、携帯電話で電話ができたり、Wi-Fiでインターネットができるわけです。

いわゆる一般的な盗聴器は、マイクで拾った音声を電波に変換して発信しています。
受信機がその電波を音声に戻すことで人の耳にも聞こえるのですが、ここで問題になるのが「受信機」です。

特殊な装置でなければ受信できないような仕組みであればよいのですが、一般的な盗聴器が発信する電波は単純なアナログ無線(FM)なので、市販されている無線機や、受信可能帯域の広い機種であればFMラジオ等でも受信できてしまいます
すると、ラジオを聞こうと思った際に偶然受信してしまっただけで「盗聴だ」と逮捕される事になりかねません

このように、一般的な(アナログFM電波を使う)盗聴器は「その気がなくても誰にでも容易に受信できてしまう」ので「受信すること自体」を罪に問う事は難しいのです。その為、刑事事件になると「不法に家屋に侵入して設置した」として住居侵入罪で逮捕したり「コンセントから電気を盗んだ」として窃盗罪で逮捕したりするわけです。

昨今の警察無線のような暗号化されたデジタル無線や、来年12月に控えた350MHz及び400MHz帯簡易無線局デジタル化に関しては、実は結構大変な話なので、また別の機会にお話できればと思います。

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